パソコンゲームソフトメーカーのライアーソフトが、サイト上で壁紙コンテストを開催していました。参加者にはキャラクターや背景の画像素材が提供され、許可さえ得られればゲームの画像も使用でき、なおかつ加工も自由という太っ腹な企画。
以下は、私が応募した壁紙です。使用したソフトは、基本的にはPhotoshop 4.0Jのみ。
サムネイルをクリックすると、元画像の1280x960のjpg画像が表示されます。このページに戻るときは、ブラウザの「戻る」ボタンなどを使用してください。
なお、画像にはライアーソフトの著作物を含みますので、自分のパソコンの壁紙にするなどの個人使用を除き、転載などは行わないで下さい。
使用画像は「腐り姫」。
やはり最初に作るなら「腐り姫」に登場するキャラクターの芳野さんで、と思い作成したものです。
提供された画像には芳野さんの座っているポーズしか無かったため、一旦腰の部分で画像を切断。腰から足にかけてを回転して立っているような位置へと移動。海辺で二人という雰囲気にするため、市販の著作権フリーデータ集の中から海岸の画像を背景に選択。当初は写真画像のままだったのですが、手前の人物となじませるためにバーチャルペインターというソフトで絵画風に変換したものを重ねました。後は、人物の色調を調節して完了。
ただ、やればやるほど立っている状態の腰の位置がわからなくなるとか、もっと顔をアップにした状態のものも考えていたのにこちらになったとかも色々。この背景の光源だと本来は人物が逆光になるはずですが、カメラ右後ろあたりにレフ板があるということにしていただければ……。
使用画像は「Forest」の黒いアリス。
革表紙の本に金箔押しという当初のイメージだったのですが、壁紙としてみると横長画像でそれをするのも少し変かなということでテーブルマット風に変更。
手持ちの画像の中に背景テクスチャとして使える革の画像が無かったので、エンボス機能だけで表面のざらつきを付けました。アリスの金色も照明効果とエンボス。Forestのロゴは、モノクロに変換する閾値を変化させて、判子で押した感じにかすれさせてみました。
使用画像は「Forest」。
駅などにある裏に蛍光灯の入った広告ボックス風というか、影絵というか。(同じ画像を二枚重ね、片方をぼかしてから上のレイヤーのモードをオーバーレイに)
最初は「森」に侵食された感じをだすべく緑の色合いがもっと暗く強いものだったのですが、コケというかカビというか雰囲気的によろしくないものになってしまったもので、今のような明るめの状態に変更しました。
使用画像は腐り姫。
水辺で遊ぶ芳野さんと蔵女。そして向こうの橋を通りがかったきりこ、という雰囲気で。
特記するようなことは何もなく、背景画像の上下サイズが足りなかったのでスタンプツールで足したり、蔵女の水面に写った影を足したりした程度です。
蔵女を着物のまま水に入れてしまうのはどうなのだろうとは思いましたが。和服を加工するのに不安があったというのもさておき、蔵女というのはそのまま飛び込んで後で着たままの服の水を手で絞っているとか、水の中へ主人公を誘っているとかなイメージもあるのでそのままでいいかなとつい。
使用画像は「腐り姫」と「Forest」。
素材の廃墟の画像を左右反転したところ蔵女の目や爪が良い感じの位置に入りそうだったので、不思議な空間に二つの作品のキャラクターを詰め込んでみました。全体的な色合いは、腐り姫の赤とForestの緑です。
腐り姫のキャラクターは、芳野さんが中央に、蔵女が左側の窓と戸口にかけて大きく、きりこと潤が右上の窓に、夏生が右下の箱のようなものの表面に。
Forestのキャラクターは、全て持っているアイテムに変換しています。芳野さんの左に灰流の帽子、その右下に望の靴、さらに右下に黒いアリスの帽子、その右の柱に真季の刺青、その右上に周のタバコ。薫のピアスを芳野さんがつけていたりも。左下から右上にかけて、エルアライラー、リーチピープ、グリザベラ。
とはいえ、だから何、と言われてもそれだけですとしか答えられないのではありますが。
使用画像は「腐り姫」。
今回はシンプルに。背景は紙っぽいテクスチャを作成。葉は、庭の紅葉から取ったものをスキャナーで取り込み、葉の形に合わせて切り抜いた白黒画像の蔵女をオーバーレイで重ね合わせ。
三位をいただくことができました。
この回は、締切日付近で体調崩したりもしていたためエントリーできず。
使用画像は腐り姫。
蔵女の四角い瞳を戸口に見立て、その奥の一面に赤い世界を彷徨い歩く蔵女というイメージで。
拡大した蔵女の瞳の周囲をスタンプツールなどで修正して黒くしたため、輝度の高い画面表示の人だとムラになって見える恐れがあります。もしそうなりましたらすみません。範囲指定して、特定の色で塗りつぶす方法を取ったほうが良かったようです。輝度やコントラストが違う環境でもうまく見えるようにするのが今後の課題。
使用画像は腐り姫。
ふと見れば、そこには赤く変わった蔦の葉が。
製作途中では蔵女の髪の毛先や着物の裾なども少し見える形にするつもりだったのですが、中途半端になりそうだったのであえて見えるのは指のみに。
一位をいただくことができました。
使用画像は「ANGELBULLET」。
お出かけ編と帰宅編の2枚です。
素材から切り抜いた画像4枚づつを、微妙にサイズを変えながら配置、ロゴを左下に入れたもの。
使用画像は「腐り姫」、「Forest」、「ANGELBULLET」、「SEVEN-BRIDGE」。
「SEVEN-BRIDGE」の画像素材に切符が入っているものがあったため、ライアーソフトの各作品それぞれを旅に見立て、列車の切符として表現。
左下が「SEVEN-BRIDGE」の"黒の切符"。この壁紙を作った時点では発売前だったので、鋏の入っていない未使用の状態です。
左上が「腐り姫」。鋏の形は、蔵女の爪。
その右上が「Forest」。鋏の形は東京都の銀杏のマークなのですが、ロゴマークを勝手に使うわけにもいかないかと思い、裏面に回してしまいました。
その右下が「CANNONBALL」。右上にチェッカーフラグの白黒模様を大きめに。右下の番号は1pc(パーセク)をkm(キロメートル)に換算した数値です。鋏の形は、恒星や惑星を表すシンプルな円形に。
さらに右下が「ANGELBULLET」。右上にあるのは銃のシリンダー。右下の数字は獣の数字。鋏の形は、一応蹄鉄のつもり。本当は革にエンボス加工にしようと思ったのですが、再び革の素材の画像が手持ちに無いのに気付いて単なるテクスチャ加工に。
その下が「行殺新選組F」。色はダンダラ模様風にして、右上には「誠」の文字。"文"とだけ見えている文字の正体は、"文久三年"(新撰組結成の年)。鋏は当初「切腹よ」ということで切符が真っ二つでした。が、さすがに人さまの作品を真っ二つにするのはまずかろうということで思いなおし、送る直前にダンダラ模様の一部っぽい三角形に変更。
許諾申請を行えば「CANNONBALL」や「行殺新選組F」他のロゴも使用できたかもしれませんが、結局は既に使用許可の出ている素材だけで作成してしまいました。
使用画像は「SEVEN-BRIDGE」。
締め切り直前になってから、キャラクターの顔が沢山入っている壁紙を作りたくなって作成してたものです。
明るさやコントラストと色合いをどのあたりに設定するかと延々悩んだ挙句、なんだか微妙な状態に。
第九回で一位をいただいたため、グランドチャンピオン大会に参加できることとなりました。
グランドチャンピオン大会参加者は壁紙に使用できる画像を依頼することができる特典があったため、私は「腐り姫」の芳野さんを希望することに。
当初はタイミング的に春開催かなと予想したため、満開の桜の下の芳野さんというものを考えていました。が、実際の開催は夏。この時期桜というのも微妙かと思い、別のものを考えることに。「現実改変で芳野さんとラブラブ」というテーマを考えてみたものの、単にそのままだと設定を間違えて表現しただけと受け取られそうです。
いずれにしても、大幅に描き足すには自分の腕が足りないのではという最大の問題が。締め切り近くまで色々と考えていたものの、逆に作業時間が短くなってしまうという顛末。
結局は現実改変はあきらめて、ウンディーネ風の芳野さんとすることに。元々はドレス姿だった画像を一部加工して水着っぽく変更。「腐り姫」の背景画像から木々や水面を作り、デジカメ画像から蓮の花や葉を加えて、山の泉で水の精な雰囲気に。何気なく蓮の花を芳野さんの頭にあしらってみたところ、妖精というよりは道端で滑って転んで池に落っこちた似非教祖様になってしまったので、これは無かったことに。(いえ、大きなサイズを頭の上に載せたのがいけないので、小さく髪飾りにすれば大丈夫だったはずなんですが)